動作環境
Q. 外出先でInfiPointsを利用することはできますか
外出先で利用したいコンピューターにライセンスを一時的に移動することで、外出先でもInfiPointsを利用することができます。
操作手順は ライセンス持ち出しに関する動画 をご参照ください。
Q. InfiPointsを複数のコンピューターで利用することはできますか
InfiPointsは複数のコンピューターにインストールすることができますが、同時に利用できるのは保有ライセンス本数までです。
Q. InfiPointsを持っていない取引先に点群データを渡したい
閲覧用ファイルを作成することで、InfiPointsを導入していない端末でもプロジェクトデータを確認できます。
詳細は基本操作手順書Vol.2( [ヘルプ] タブ > [基本操作手順書] )の「15.3. 閲覧用ファイルを出力する」をご参照ください。
Q. 3Dマウスやキーボードによるビュー操作に対応していますか
対応しています。
3Dマウスに関しては、3Dconnexion社のSpaceMouse Compactでの動作実績があります。
キーボード操作に関しては、ヘルプの下記ページをご参照ください。
[機能概要] > [画面構成] > [3Dビューウィンドウ]
Q. タッチパネルディスプレイでの操作に対応していますか
タッチパネルディスプレイを用いた動作確認は行っておらず、動作保証対象外です。
Q. リモートデスクトップ接続でInfiPointsを利用することはできますか
リモートデスクトップ接続での利用は可能ですが、パフォーマンスや機能に影響することがあります。
一般的にリモートデスクトップ接続ではビデオカードの性能を十分に生かすことができない場合があります。
描画処理が低下することで点群がスムーズに描画されない他、各種機能で正常に処理が完了しない可能性があります。
Q. InfiPointsの処理性能を向上させるため、コンピューターの入れ替えを検討しています。新しいコンピューターを選定する上でのポイントは何ですか
ノイズ除去などの点群の前処理の速度を向上させたい場合
CPUとメモリ容量を強化
ノイズ除去や点群インポートの処理は、設定しているスレッド数分の並列処理が行われます。
そのため、CPU(物理コア数)とメモリ容量を強化することで処理にかかる時間を削減できます。
スレッド数はInfiPointsのシステム設定からスレッド数を適切に設定する必要があり、その際、以下の二つの条件を同時に満たす値で設定することを推奨しています。
- スレッド数設定の制限
- 物理コア数以内
- [使用スレッド数] × [8GB] がメモリ容量に収まる範囲
SSDの利用
ストレージをSSDにすることも効果的です。
InfiPointsでは特に大規模な点群を扱う場合、空き領域が十分に確保されている必要があるため、可能であれば大容量のSSDを利用することを推奨します。
点群の描画処理を向上させたい場合
InfiPointsの機能の活用
現在お使いのコンピューターでも、InfiPointsで以下の操作を行うことで問題が解消する可能性があります。
- 描画用点群を作成する
点群を間引き、一つにまとめ、元の点群を非表示にすることで描画速度が向上します
- 点群表示をシェーダーオンにする
[アプリケーションボタン] > [オプション] > [表示設定] > [表示精度] > [シェーダー] がオフの場合、オンに切り替えることで描画が改善することがあります
ビデオカードの性能向上
コンピューターのビデオカード(GPU)の性能を上げることで描画速度が向上します。
Q. プロジェクトファイルは、保存時と異なるバージョンのInfiPointsで開くことはできますか
上位バージョンのInfiPointsでは開くことができます。
下位バージョンのInfiPointsでは、ビルド番号(※)の差異が3桁目のみのときに限り開くことができます。
(例) February 2024 Update (build: 10.0.1) で保存したプロジェクトファイル
- December 2023 Update (build: 10.0.0) → 開ける
- August 2023 Update (build: 9.0.4) → 開けない
※ビルド番号は、[ヘルプ]タブ > [バージョン情報] から確認できます。
なお、下位バージョンでプロジェクトファイルが開けない場合、[別プロジェクトのインポート]機能を利用することで、点群パート、参照点、平面、配管、鋼材、ダクトのインポートは可能です。(February 2024 Update時点)