利用全般
Q. InfiPointsの最新版のインストーラーや関連マニュアル、今後のバージョンアップ予定を確認したい
製品を購入頂いたお客様向けに、カスタマーページ(Webサイト)を用意しています。
https://www.elysium-global.com/ja/support/infipoints/
ログインするにはユーザーIDとパスワードが必要です。
不明な場合は必要事項を添えて、カスタマーページの申請フォームをご記入ください。
折り返しユーザIDおよびパスワードをご連絡いたします。
カスタマーページに関してご不明な点は以下のサポート窓口までメールにてお問い合わせください。
InfiPointsサポート: infipoints@elysium.co.jp
Q. InfiPointsの操作に関する情報がほしい
InfiPointsの操作に関する資料は以下の通りです。
- 基本操作手順書(InfiPoints ヘルプタブ > 基本操作手順書)
- 操作動画(InfiPoints ヘルプタブ > 操作動画)
- ヘルプ(InfiPoints ヘルプタブ > ヘルプ目次)
Q. プロジェクトフォルダのサイズを削減したい
Ver.5.0からの新機能「プロジェクトのクリーンアップ」を利用してデータサイズを削減することができます。
動画 プロジェクトデータのサイズを小さくする方法 をご参照ください。
Q. 格子情報とは何ですか
スキャンデータの計測位置と点群の配列情報を、弊社では「格子情報」と呼んでいます。
InfiPointsで自動処理を行う機能には格子情報が必要となります。
詳細は「Q.InfiPointsで自動処理できるデータとできないデータの違いは何ですか。」を参照してください。
Q. InfiPointsで自動処理できるデータとできないデータの違いは何ですか
InfiPointsでは、以下の処理を行う際にスキャンデータの計測位置と点群の配列情報(※)を利用しています。
※弊社では、これらの情報を格子情報と呼んでいます。
- 自動位置合わせ
- 全体フィット
- ノイズ除去
- 衝突検出
格子情報がないデータについては、上記の自動処理を実施することができません。
レーザースキャナの種類や前処理ソフトの違いにより、格子情報が保持されているものと、失われてしまうものがあります。
また、そもそもこうした情報が取れていない場合もあります。
InfiPointsに格子情報付きで取り込める点群ファイルフォーマットは以下の通りです。(February 2024 Update時点)
- E57 ファイル (*.e57) (※)
- FLS ファイル (*.fls,*.fws,*.lsproj)
- ZFS ファイル (*.zfs,*.zfprj)
- PTX ファイル (*.ptx)
- DotProduct ファイル (*.dp)
- ReCap ファイル (*.rcp,*.rcs) (※)
※e57/rcp/rcsは格子情報有り無しどちらの表現もできるため、前処理ソフトにより異なります。
InfiPointsにインポート後、ツリーパネルの構造ツリー上にあるスキャン点群の各パートにプラスマーク (+) が付いているものが格子情報付きの点群です。
Q. 作業中にInfiPointsが一時的にフリーズしたような状態になる
自動保存機能をオンにしていると作業中に一時的にフリーズした様な状態になる場合があります。
主にデータサイズの大きいプロジェクトを利用するときに発生します。
自動保存機能をオフにすることで解決する場合があります。
[アプリケーションボタン] > [オプション] > [システム設定] > [その他] > [自動保存]
Q. ”Failed to execute FlgConverter.” のエラーが出る
ご使用のPCがHP製の場合、無償セキュリティーソフト「HP Sure Sense」がInfiPointsの動作を止めている可能性があります。
HP Sure Senseのアラートをご確認ください。
アラートが出ている場合は、アラートに記載されているフォルダが問題ないか確認した上で、除外対象に設定してください。
Q. 特定のプロジェクトデータに限りInfiPointsが異常終了する
点群ファイルの破損が要因として考えられます。
元のプロジェクトデータをコピーや移動している場合は、その際にデータが欠損した可能性があります。
コピーしている場合は、コピー元のプロジェクトデータとファイルサイズに差異がないかご確認ください。
December 2023 Update (build: 10.0) で点群ファイルの破損を確認する機能を追加しました。
Q. MMSやドローンで計測した点群を利用する際の注意点を教えてください
MMSやドローンで計測した点群(LAS/LAZファイルやテキストファイルなど)のままでは、自動での位置合わせやノイズ除去、平面円柱抽出などの処理を行うことができませんが、[格子情報付き点群の作成] 機能を用いることで、従来は三脚型スキャナーで計測した点群でしか利用できなかったそれらの機能を利用できます。
ただし、[格子情報付き点群の作成] で作成した点群は、元の点群を完全に網羅しているわけでなく、ところどころ抜ける点も出ます。
例えば、現実世界で建物をレーザー計測する場合、壁方向に飛んだレーザー光は必ず対象にあたりますが、点群を基に格子情報付き点群を生成する場合、散在する点をすり抜けてしまう可能性があります。
そのため、格子情報を付けた点群を利用する際は以下にご留意ください。
- 自動位置合わせ
位置を合わせること自体はだいたい問題ありません。
ただし、MMSやドローンで計測された点群は三脚型スキャナーで計測された点群と比較して一般的に精度が低いため、合成精度は悪くなる傾向にあります。
- ノイズ除去
スキャン同士を比較して判定を行う “重なりノイズ” や “手前ノイズ” などの判定が正しく行えない可能性があります。
- 平面円柱抽出
多少点が抜けることで抽出率が下がりますが、大きな悪影響はありません。
抽出面を主体とする機能(採寸、モデリング、テクスチャー付与など)を目的とした運用であれば、PTXなどと同様に扱えます。
- 衝突検出
多少点が抜けることでやや精度が落ちる可能性があります。
Q. 点群をインポートした後やコメントを付けて保存を実施した際に InfiPoints がフリーズする
October 2020 Update (build: 7.0.1) で改修した問題に起因している可能性があります。
これ以前のバージョンをお使いの場合、従来問題なく稼働していたとしてもその後のWindows Updateなどの影響で本現象が発生した可能性がありますので、最新版へバージョンアップし問題が解消されるかをご確認ください。
バージョン情報は、[ヘルプ]タブ > [バージョン情報] よりご確認いただけます。